冬の上高地

2001年正月山行は蝶が岳を目指したが徳沢で撤退 2001/1/4～5

2001/1/3夜20:30、Ｎ隊員、Ｇ隊員と合流しハイエースで出発。中央高速の甲府昭和PAに23:45ころ到着。早速、車の中で宴会を開催。缶ビールの他にワインを３人で２本飲んでしまった。

2001/1/4 　ＰＡの出発が7:45と遅くなってしまった。中央高速で車が炎上する事故があり、約１時間車の流れがぴたっと止まってしまった。おかげで沢渡についたのは11時頃になっていた。沢渡の広い村営駐車場はブリザードだった。冬は駐車料金を採らないらしい。駐車場前のお店でタクシーを呼んでもらった。近くのタクシーが出払っており、松本から上がってきたので30分くらい時間がかかった。沢渡から中ノ湯までは約１５分だった。釜トンネル前の登山補導所には人がいなかった。今回はあらかじめ登山届けを書いて置いたので、ポストに入れてすぐ出発できた。１１：５０出発。トイレはトンネルのなかへ２０メートルほど歩いたところにある。釜トンネルの中は路面が凍結したところがあってかなり気を使った。一回滑った。帰りはアイゼンをつけようと決心した。トンネルからでると雪の積もった林道歩きだ。積雪は20～30センチ。ところどころ風が強く吹雪いていた。上高地バスターミナルへ14:00ころ到着。ここでトイレへ行ったりアウターのズボンをはいたりみづくろいをしなおした。
　

河童橋前にて

上高地を１４：４０頃出発。徳沢までの道もあまり雪は深くなく、トレースがあって、わかんは必要なかった。明神に１６：００、徳沢に付いたのは１７：３０ですっかり暗くなっていた。
トイレの前を整地し、テントを設営した。遠くの方にテントが二つ張られていたがひとの声は聞こえなかった。さっそく宴会開始。この日も焼きそば（キャベツ、人参、ソフトサラミ入り）と鯨のたれがメインだった。ビールと焼酎を飲み気持ちよくなったところで就寝した。
その夜、私は熟睡していてＮ隊員が途中で外へ出たのも気が付かなかったのだが、Ｎ隊員はテントの外で嘔吐、下痢で大変だったらしい。嘔吐した後もなかなかすっきりせず、２４時過ぎに、『翌朝帰りたい』と言った。私はそれを聞いて即座に撤退を決心した。天気もあまり良いとは言えないし、隊員の体調が思わしくないまま登ったのでは危険である。翌朝はゆっくり寝坊して帰ることにした。

雪の徳沢の朝