中央道は全く渋滞がなく、須玉ＩＣを出て、瑞垣山荘前に１３時頃到着した。
雪は殆ど無かった。
山荘から１００メートルほど離れたところに無料駐車場が出来ていた。
山荘横のトイレは使用できず、
山荘前での車中泊は迷惑なので止めてくれという立て札があったり、
駐車場には幕営禁止の立て札があったりで、神経質な感じがした。
積雪状況によってはスノーシューを持って行こうかと考えていたが、
全くその必要は無さそうで、たしなみとしてわかんだけ持って行くことにした。
１３：３０出発。
しかし、わかんすら全く場違いなほど不必要であることがやがて分かった。
富士見平小屋までは地面にうっすらかぶった雪が凍結して滑りやすいところがあった。
こんなところは爪の小さな軽アイゼンがあれば良かったかな、と思った。
大日小屋にも雪が無かったら水が作れないので小屋の下の水場で水を汲んだ。
全部で２０００ｍｌの水を持ったので、雪がなくてもなんとかなるだろうと思った。
富士見平小屋周辺ももほとんど雪が無い。
ここへ来ると昭和５８年の殺人事件を思い出す。
宿泊はしたくない所だ。
富士見平小屋から大日小屋までの道も雪は殆ど無かったが、
分厚い氷が張っているところが多く気を使った。
荷物が１７年前よりもコンパクトなので、今回の方が短時間で到着した。
体力的にも余裕があり、気をよくした。
大日小屋周辺は少し雪があり、これなら水が作れると、ほっとした。
小屋に泊まろうかと考えていたが、中を見ると思いの外広く、
一人で泊まるのは不気味だし、テントの方が暖かいのでテントを張ることにした。
同じ場所で写真を撮ってみた。
持参のビールをまず飲んだ。やはりビールは良い。
夕食は稲庭うどんと、アマノフーズのフリーズドライ・カレーうどんの素でカレーうどんを作った。
テント内はマイナス６℃だった。
夜は静かだった。
空は星が綺麗だった。
朝食は人気メニューのたらこスパ。
トイレは小屋のものを使用したが紙は持ち帰るようにした。
６：４０出発。
余計な荷物はテントに置いて、水と行動食と防寒着（ダウンジャケット）のみ持った。
雪は少なかったが凍結しているところがありそうなので、初めからアイゼンを付けていった。
かちかちのアイスバーンになっているところが多かった。
この山は軽アイゼンでも問題ないと思われる。
大日岩の下に出ると南アルプスや八ヶ岳の眺望が開ける。
ここから眺めが良くなる。
眺めがよいと元気もでる。
ここからは３０分くらいで着く。
振り返って小ピークを登っているところを撮ってみた。
五丈岩に登ってみようかとも思ったが、止めておいた。
八ヶ岳がよく見え、真教寺尾根、赤岳東稜、県界尾根、杣添尾根がよく分かったので
大きい写真を載せておいた。
下りは楽で、９：４０に下山開始。１１：２０テントに帰着。
片づけて１１：４０出発。１２：５０駐車場着である。
帰りの中央道と首都高速も全く渋滞が無かった。
