中央アルプス最南部　笹薮の山　安平路山　2364

2022/11/24-25

安平路山は中央アルプス最南部の越百山から尾根続きの山で、奥念丈の南西に続いている。
笹薮の山として知られているので、笹が雪に覆われている残雪期の方が登りやすいだろうと考え
今年の4月に行ってみたが、雪が深いために樹林帯の通過に時間がかかり、
おまけに摺古木山の山頂付近でルートを見失って、摺古木山の山頂に着いたのは15時を過ぎてしまった。
摺古木山の山頂近くに幕営し、翌日は安平路山へ向かう元気はなく、下山した。
安平路山は眺望も得られず、笹薮が深く、あまり魅力的な山ではないが、やり残した課題だったので
また行ってみることにした。

登山口近くの大平宿は昔の街道の宿場で、昭和の時代に住民が集団で転出したが、江戸時代の建物が残っていて
いいところである。私はここに、登山でなく、絵を描く為に来たことがある。
大平街道は12月初旬（今年は12月6日）から4月初旬まで、冬季通行止めになるので、今週と来週が最後のチャンスだ。

ゲートから林道終点までは5km余りあり、標高差は400ｍ余りある。
林道終点には摺古木自然園休憩舎という避難小屋のようなつくりの建物があり、前日午後にjここまで歩いて宿泊してもよいのだが
前日は天気が悪かったので、飯田市内のルートインに宿泊した。

この地図はもう少し拡大できる
往路の時刻は青で、復路の時刻は紫で表示した。

	2022/11/24　朝5時にホテルを出発し、大平街道を走り、 林道ゲートに6時頃到着した。 まだ、真っ暗だったが、準備をしているうちに明るくなってきた。 ゲートを開けて車で入っている人もいるが、自然保護の観点から 車で入らないようにと書かれているので、それを守った方がよいだろう。 前日は雨だったが、この日は朝から晴れていた。 6：40出発 靴は冬山用に使用しているものだが、12本爪アイゼンは不要と判断し チェーンスパイクと軽アイゼンを持った。 ストック2本とお守りのピッケルを1本持った。
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林道は標高差400ｍ道のり5ｋｍ余りあり、4月に来た時は汗だくになって、疲れて、2時間半かかってしまった。 今回は寒い季節なので、それよりはよかったが、2時間かかった。
	摺古木自然園休憩舎　1770ｍ 仕事の車はここまで入れる。 ここから登山道が始まる。
4月に来た時よりも笹が刈ってあり、歩きやすかった。
	登山道が崩落しているところ
	沢を渡るところが4か所くらいあり、水を補給することは出来る。
	この大岩の横にもチョロチョロ水が流れていて、 休憩するのによいところだ。
	岩に古い梯子がかけられている。
	摺古木山への直登コースと自然園経由の周回コースの分岐点。
	大きな台形の岩がある。
ひととき広々とした尾根を登って行く。摺古木山の山頂と標高が近いところだ。
	この辺は雪が深く積もると、人が通る隙間が少なくなり 四つん這いになって通ったところだろう。
	摺古木山頂上近くの緩傾斜地。 この曲がった木も見たことがあるような気がする。
	中央アルプス方面 越百山　南駒が岳などが見えた
	南アルプスも綺麗に雪化粧していた。
	白ビソ山へ登って行く
	白ビソ山は山頂部が長い。 頂上はまだかまだかと思いながら歩いてやっと到着した。
	白びそ山から安平路山避難小屋へ降りていく
	13：30安平路山避難小屋。後ろは安平路山。 この小屋には一度泊まってみたいと思っていた。 小屋は入口の扉が開きにくく、内側からは閉めることができなかった。 夜は人が通れる隙間を残して開けたままにした。 土間の部分は笹が生えていて雑然とした感じだったが 奥の居住空間は綺麗だった。 休憩をし、荷物を全部置いて、空身で安平路山を登ってくることにした。 標高差は250ｍくらいで、1時間くらいで登れるはずだ。
	避難小屋から先、安平路山の登りは、それまでよりも笹が深かった。
	15：15安平路山　登頂。 眺望は得られないが、遠路はるばる来た満足感があった。
	笹深い登山道を迷わないように注意しながら降りた。 16：00小屋に戻れた。 持参のビールを飲み、昼食のパンの残りを食べた。 夕食はドン兵衛天ぷらうどんに餅を2枚入れて食べた。 夜はしずかだった。飯田の町の灯りが見えた。 シュラフはモンベルの＃２で丁度よかった。
	2022/11/25 完全に明るくなってから出発するつもりでゆっくりしていた。 氷点下にはならないと思っていたが、水筒の水が氷かけていた。 朝食は味噌汁と焼餅。 6：50出発
	摺古木山方面
	摺古木山から下山するときに、良い景色が広がっていた。 昨日は誰にも会わなかったが、この日は一人登ってきた女性に会った。 日帰りの荷物だった。「日帰りですか」と訊くと 「そんなに遠くまでは行かない」と言っていた。 摺古木自然園休憩舎　10：30 ゲート　11：55　ジムニーが止まっていた。 飯田へ降りてから、一昨日と同じラーメン屋へ寄った。 来来亭だ。 一昨日は醤油ラーメンとチャーハン、 この日は味噌ラーメンと餃子ライス（小）を食べた。