奥秩父・乾徳山（9）

2025/02/13

乾徳山に登るのは今回で９回目だ。 山に登り始めた年の秋に登ったのが最初で、職場の仲間７〜8人と登ったことも３回ある。 昨年は乾徳山と黒金山を１泊２日で登ろうとしたが、乾徳山だけ登った。 今回も途中で一泊して黒金山まで登ろうと考えていたが、直前になって、 高齢で冬の幕営山行は無理だろうと思い乾徳山だけのぼることにした。 左の地図は2022年１月に登った時のものだ。 前日山梨のルートインホテルに泊まって 朝６時過ぎにホテルを出て、徳和に７時前に着いた。 駐車場にはもう一台とまっていたが、夕方にもあったので登山者のものではなかったようだ。 出発して間もなく忘れ物を思い出したりして、結局7：30頃出発した。 登山口（988ｍ）には8：00頃ついた。 このあたりはほとんど雪はなかった。

	樹林帯の中をジグザグに登っていく。 途中、廃道となった林道と数か所交差する。 銀晶水（1200ｍ）は枯れていた。
	駒止（1330ｍ） さらにジグザグに登っていく。
	10：00 錦晶水（1530ｍ）は流れていた。 このあたりから登山道に雪が出てきた。
	錦晶水を超えると傾斜の緩い平原となり、国師ヶ原だ。
	乾徳山が見える。 白樺の木が形良い。
	月見岩（1700ｍ）　11：15 ここから新しい靴跡が現れた。 道満尾根の方から登った人だろうと思った。 その人が降りてくるときに会うだろうと思っていたら 会わなかった。 下りは別のルートをとったようだ。 帰りに国師ヶ原を通った時に靴跡が増えていたので、 ここから降りたのだろうと思った。
	富士山が大きく見えた。
	鎖が設置されたところが何か所かある。 途中でストックを１本デポし、さらにもう一本をザックにこていして ピッケルを持った。
	カミナリ岩
	鳳岩　12：45 はじめはここは登らずに巻き道を登るつもりだったので 余り近寄った写真ではない。 昨年の写真の方が岩はちゃんと写っている。
	迂回路を進むと奥の上のほうに梯子が見える。
	近寄ってみると梯子は氷に固められて足の置き場がない。 ピッケルで氷を砕いて何とか足を乗せられるようにして 登ってみると、その上にも雪と氷に埋もれた梯子があった。
	この梯子の氷もピッケルでくだいてみたが、 作業をする足場や手がかりがなく、これ以上登れないと思った。 鳳岩は鎖を握るのに手袋をしていたのでは滑るので 手袋を外したほうがよいが、冷たいだろうと思ったのが 迂回路へ行った理由だ。 実際には素手で鎖を握っても冷たくなかったし、岩も暖かかった。 ひなたで暖められたようだった。
	これで何とか登れた。 頂上は穏やかな天気だった。
	13：15やっと頂上に登った。 登ったところを降りて行った。
	月見岩から降りるところで鹿達に会った。 登山口に降りたのは16：30頃、 車に戻ったのは17：00だった。 登り６時間弱、下り３時間半くらいだった。 今年古希だ。